リード製作者:西入優子のご紹介

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—深みのある音色を求めて—

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アメリカ留学で研鑽を積んだ奏者が、フランスまで足を運び選び抜いた材料で、あなたのためにリードをお作りします。

ジャーマンスタイルのショートスクレープのリードのほか、日本ではなかなか手に入らないアメリカンスタイルのロングスクレープのリードもございます。

リードは湿度・温度に敏感で、よりリード製作のバランスが難しいと言われているアメリカンスタイルの奏者たちが、メイキングマシーンを使わずに、1本1本ケーンの状態・バランスを見ながら、数日かけて手作業で製作しているリードは、抜群のバランスです。

西入優子のプロフィール

4歳よりピアノを学び、13歳よりオーボエを始める。

日本大学芸術学部音楽学科卒業、及び、米国・ボストン音楽院修士課程修了。

卒業後アメリカにて演奏活動していたが、現在は日本に拠点を移す。

現在は、日本にて室内楽・オーケストラやソロ等で演奏活動をする傍ら、学生吹奏楽・オーケストラオーボエ指導、音楽教室等レッスン講師、および、ボストン交響楽団準首席オーボエ奏者若尾圭介氏のアシスタントを務めている。

最近ではジャンルの垣根を越え、ジャズバンドのライブにてオーボエソロとして複数回参加し、オリジナルジャズナンバー演奏をするなど幅広く活動している。

これまでにオーボエを本間正史、若尾圭介、キョウコ・H・バタリアの各氏に師事。

西入優子製作リードはこちら

西入優子HP

西入優子さんへのインタビュー

Q.オーボエを始めたきっかけは?

A. 小さいときからピアノをやっており、音楽には興味がありました。小学生の時、人と違う楽器をやってみたくなった、と言う単純な理由でオーボエを選びました。ただ、当時は周りに教えてくれる方が誰もいなく、正式に、と言っても先輩からですが、ちゃんと習ったのは中学に入ってからです。

Q.日本ではショートスクレープが主流ですが、何故ロングスクレープを使用してるのですか?(出会ったきっかけ等)

A.オーボエを始めた当初は、ショートスクレープリードを使ってましたし、マリゴも使ってました。(今も持ってます!)学生時代の先生がロング吹きだった事で、と言う、これもまた単純な理由でショートからロングに変えました。その昔、私の最初のロングの先生(故・鈴木清三先生)が現役だった時代は、(リード製作者・新松氏も在籍していた)日フィル、新日フィルは 殆どがロング吹きだったと記憶してます。日本の音楽もまだ発展途上だった時代、多くのアメリカ人が日本に来日していたと、2番目のロングの先生に聞きました。後に、某オーボエ奏者のCMが流れてから、日本の主流がジャーマンスタイルになったと言う説もありますが、ただ、ロングを使い始めて、ロングの表現の幅の広さ、取り分けロレーの高音の響きがとても心地よく、今は皆さんにロングの良さを知って欲しいと言う気持ちが強くあります!

Q.リードメイキングで気を付けていることはありますか?

A.まずは、よく切れるナイフを数本用意する。ナイフが鈍角だと、何度もリードを削る事になり、摩擦が増える事によりリードの状態が変わってしまいますので、頻繁に研いで使ってます。次に、いいケーンを用意する。取り分けロングのリードは、ワイヤーやラップを使わないので、ケーンの状態が明らかになってしまいますので、いいと思ったケーンを選んで糸巻きしても、途中で捨てるリードも沢山あります。この2点をリード作りには重点を置いています。

Q.オーボエで1番好きな曲は?

A.どの曲も素晴らしいのですが、一番心が落ち着くのはバロックの音楽です。特にヘンデルとテレマンが好きで、特に、テレマンの「12のファンタジー」は、音の飛び方、臨時記号の使い方など、同じバロックの曲でも他の作曲家とは一線を画したようで、とても素敵な曲です。余談ですが、音の跳躍が激しくあるので、アンブシュアのいい練習になります!

Q.オーボエ奏者として、普段の生活で意識していることはありますか?

A.意識している事は特にないのですが、演奏は体力を使うので、翌日まで疲れを持ち越さないようにしてます。私の場合はよく寝ます(笑)逆に、体力を落とさないように、運動もしてますよ!